理学療法士が米株長期投資で経済的自立を目指す

アメリカ株の長期投資で33歳アッパーマス層、37歳準富裕層、40歳で経済的独立を目指していきます!

トマ・ピケティ「21世紀の資本」

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フランスの経済学者ピケティの著書で世界で150万部、日本でも13万部のベストセラーになっている21世紀の資本について、本自体は読めていないのですが、いくつかのまとめ記事を読みましたので少しまとめておきたいと思います。大きくわけて1.富の格差を莫大なデータで裏付けしたこと、2.そのは莫大なデータを「世界トップ所得データベースWTID」に公開している3.格差是正の処方箋として富裕層への課税を提唱したことです。

財産の成長率は労働によって得られる賃金の成長率を上回るとし、財産を所有する富裕層は多大な利益を獲得し、労働者の賃金は緩やかにしか上がらない事を指摘。また、技術革新バスの自動操縦や会計ソフトの導入で労働者数自体が減ってしまう。最新技術の導入荷より作業効率は上がるが労働者は職を奪われ、富裕層はその事業投資でますます儲かる、最後に先進国に進む少子化社会では相続によってもその格差が広がると言われている。両親、祖父母に対して遺産を受けとる子が少ない場合、資産が一人の手に集中し、生まれながらにして裕福になるということがきまっている。これは真面目に働いている労働者にとっては不満になると考えられる。1910~1950年は政府の意図的な経済介入によりに格差が例外的に少なく、21世紀中に19世紀に近い水準まで格差は広がるとしている。格差を是正するためには富裕層がタックスヘブンで税金逃れ出来ないように累進課税を世界で一律に適用することを提唱しています。ピケティ氏は日本についても典型的な格差社会だと述べています。