理学療法士が米株長期投資で経済的自立を目指す

アメリカ株の長期投資で33歳アッパーマス層、37歳準富裕層、40歳で経済的独立を目指していきます!

訪問リハビリで働く元先輩理学療法士

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千葉県理学療法士協会 引用
僕が働く病院で以前働いていた、同い年で一年先輩にあたるAさんと食事に行って来ました。Aさんは「人生楽しまないと損、いつ死ぬかわからないしね」が口癖で、明るくて周りを楽しませてくれる先輩です。 3年病院で働いた後、1年カナダに留学、現在は訪問リハビリステーションで働いているとのことでした。訪問リハビリでは一日2~5人の患者さんの家に訪問して、40分~60分のリハビリをしているとの事でした。
その先輩との話の中で凄く違和感がある話があって、「患者さんにマッサージしてほしいって言われるのが凄く嫌、その時良くても結局運動してもらわないと患者さんの体力がつかないから、日常生活動作練習は嫌がられるし」という話なのですが、、、
Aさんの考えは間違いではないですが、そこには患者さんのこうしてほしい、というニーズは軽視されているのではと思いました。
理学療法士日常生活動作能力の向上を図ることが重要と言われますが、患者さん(顧客)のニーズを満たすという経済・経営では当たり前のことを意識せずに仕事をしている方も多く感じます。上記の患者さんで言えば確かに患者さんの活動量があがる事が一番いい事かもしれません。しかし求めていることは「癒し」なのではないかと感じます。体力が低下していて、訪問でリハビリを受けている、起き上がるのも介助が必要、介助してもらっても体中が疲労によりダルい、筋肉痛がある。そんな患者さんがマッサージをしてほしいと訴えるのは仕方ない事ではないかなと思います。
そして、理学療法士=運動療法や物理療法を使い治療する者としてはマッサージ等の方法を使って少しでも体を楽にすることで、癒し以外の希望「~に行きたい、~をしたい」をもって貰うことで次のステップである体力向上に移れるのではないかと思いました。
理学療法士の中には「他のリハビリ医療職と一緒にしてほしくない」とプライドが高く、マッサージやストレッチ、体操やレクリエーション等を理学療法士がするものじゃないと考えている人もいます。僕はスポーツトレーナーの現場で他の医療従事職の方々と一緒に患者さんの治療にあたることがあるのですが、彼らは医療保険が使えない分、理学療法士よりも明らかに治療幅が広く、知識も深いです。実際、マッサージや整体、鍼灸等の方法を使って選手の痛みが軽減されたり、動き易くなったりする経験をしました。彼らは技術を惜しみ無く教えてくれるばかりでなく、理学療法士の僕の考えを聞いて、技術を向上するために貪欲です。
担当する患者さんが少しでも良くなって貰うために、資格や治療方にこだわるのではなく患者さんのニーズを改善したいという気持ちが強いかどうかが、患者さんにとっては一番の治療者になるために必要ではないかと再確認しました。