理学療法士が米株長期投資で経済的自立を目指す

アメリカ株の長期投資で33歳アッパーマス層、37歳準富裕層、40歳で経済的独立を目指していきます!

保有株のグラクソスミスクライン(GSK)について

保有株のGSKは含み損がありますが、経済力は極めて高く、長期的に見れば復活を期待できるのではと考え保有しています。

グラクソスミスクラインは薬剤、製薬製剤、ヘルスケア用品、ワクチンの製造販売において世界6位の売上高を誇る企業。

製薬事業

多大な利益を生み出すブランド薬品歯磨き粉のシュミテクトなどは身近に感じる人が多いのではないでしょうか、新製品を生み出す力のある研究者や科学者がいる。代表薬としては気管支喘息治療薬のレルベア。慢性閉塞性肺疾患治療薬のアノーロ。世界で最も多用されているSSRIうつ病等の精神治療薬のパキシル。気管支の炎症を抑える吸入ステロイド剤のフルタイド気管支喘息治療の第一選択肢。セレベント、アドエアフルタイドとセレベントを組み合わせたもの。日本では「アドエア」という商品名で2007年6月に承認され多く使われている。その他サルタノール インヘラー、ゼフィックス。ゾビラックス。抗ヘルペスウイルス薬のバルトレックス。ザイロリック尿酸合成阻害による高尿酸血症および痛風治療薬。ボトックスA型ボツリヌス毒素製剤(日本及び中国)、アレルギー鼻炎に用いられる点鼻用ステロイド剤のフルナーゼ。アレルギー鼻炎に用いられる点鼻用ステロイド剤のアラミスト。βラクタマーゼ阻害剤とペニシリン抗生物質の配合剤のクラバモックス、抗インフルエンザウイルス薬のリレンザといった病院で働いているものからすれば聞き覚えのある薬が多く製造されています。これらは合併症に多い疾患であり使用量や使用頻度も多い印象です。

しかしGSKの強みは何と言っても以下のワクチン事業です。

ワクチン事業

予防接種1回分の製造コストは1.5ドル、販売すると9ドルとなり予防摂取1回につき7.5ドルの利益となるGSKは世界各国の政府と密接な関係を築いており世界規模でワクチンを製造・販売する資金力を備えている。世界のワクチン事業は4つの製薬企業がその殆どを独占している。日本では出生率は下がる一方ですがアメリカなど先進国では新生児の数は増加し続けています。アメリカの疾病管理センターは出生後6歳までの間に自動に34種類の予防接種を行うことを推奨している。これだけを考えても(出生数×34種類×7・5ドル)の利益を上げることができる。ワクチンの特許は20年でありその間他社はこのワクチンを製造・販売することはできないので、この間は開発企業のみが独占的にワクチンを製造・販売することができる。また特許が切れたとしても20年使ってきたワクチンを世界各国の保健省が違う企業から購入することは、20年来の付き合いという関係性から言ってもほぼないと考えられ、さらにワクチン事業は製薬事業に比べ訴訟リスクが低い法律が出来ています。

最近のプレスリリースでも新ワクチンの開発も進んでいる様子で、

開発中の帯状疱疹ワクチンが97.2%の有効性、治験対象年齢層間に有効性の低下は認められず帯状疱疹は50歳以上の成人の罹患リスクが90%以上と健康保険負担が大きい。GSK Global VaccinesのチェアマンであるMoncef Slaoui氏は「この試験により、帯状疱疹予防における有益性が明らかになる可能性があることを大変嬉しく思います。帯状疱疹は、特に罹患率が高くなる特定の患者さんや高齢者に痛みを起こし、衰弱させてしまう病気です。私たちは、当社の今後の帯状疱疹プログラムの開発に期待しています。GSKのプレスリリース引用

帯状疱疹とはウイルス性の皮膚病で、水疱瘡の原因である水痘ウイルスによっておこります。水疱瘡は多くの方が子供の頃に掛かっていると思いますが、ウイルスは消滅せず体の神経節という部分に隠れ、免疫力が低下した時などに発症します。

最近、過労やストレス、病気や手術、免疫抑制薬の使用、高齢化などにより当院でも老若男女問わず、帯状疱疹になる方が、患者さん本人であったり患者さんの家族であったりしますがよくおられます。GSKの復活の兆しとなってくれると信じています。

EPS一株当り利益→配当

2009→3.38       

2010→0.99→1.99$

2011→3.32→2.21$

2012→2.91→1.82$

2013→3.2→2.41$

2014→3.5→2.65$

2015年

売り上げ高358億 純利益43億 

予想値

PER7.45 PBR15.92

ROE48.95 EPS5.83

株価44.17 配当3.12 利回り5.724%

GSKは多額の純利益を内部留保しなくてもEPSを増加させることができるので設備投資などに使わなかった利益を配当として支払っているのですが、利益に対する配当が多いのでマネックス証券の広瀬さんは無理して配当を払っていると解釈しています。